猫の命に責任を持って!不妊手術の呼びかけ
「空前の猫ブーム」と言われる陰で、宮城県内の保健所には年間2000匹を超す猫が持ち込まれ、殺処分されている。大半は飼い主がいない生後間もない子猫。繁殖期を迎え、ことしも多くの子猫が生まれると予想され、動物愛護団体などは「殺されてしまうような命を増やさないで」と不妊手術の実施を呼び掛ける。
◎野良の捕獲器 貸し出しも
県によると、2014年度に各保健所が引き取った猫は計2211匹。このうち飼い主のいない子猫が1639匹を占めた。愛護団体や個人に譲渡された猫もいるが、1719匹は殺処分された。県食と暮らしの安全推進課は「野良猫が生んだ子猫が、駆除のために持ち込まれるケースがほとんど」とため息をつく。
阿部智子代表(57)は「野良猫を餌付けすれば繁殖する。殺処分をなくすためにも、かわいがっている猫にこそ不妊手術を考えてほしい」と強調する。
猫ブームに対し、菅原代表は「安易に飼い始めて手が掛かると分かると捨てたり、多頭飼育の末に飼いきれなくなったりする事態が増えないかが気掛かり。生き物を飼うことは責任が伴うと知ってほしい」と警鐘を鳴らす。
転載元: ケロママのブログ