yuu優のごちゃまぜ日記

家猫、保護猫 ハンドメイドetcな日常

餌やり行為のその先に・・・

猫が好きな方は、野に暮らすお家のない猫が不憫で、せめて十分な食事を与えたい
その気持ちは優しく尊い思いと受け止めますが、餌やり行為のその先に起こることを
真剣に考えないと更に不幸な命を生んでしまうことになります。
猫の繁殖力は強く、ネズミ算的に増えるといわれますが現実にはどうなのでしょう?

猫は一年に2~3回の繁殖をすると言われます。一度に3~時には7・8匹も@@
出産しますので、一匹の雌猫が一年で15匹にもなるんですよ~~なんて・・・
これは机上の計算でしかありません。

ただ、快適な環境に暮らす飼い猫は、種の存続という本能に対して安心ですから?
一度の出産数は少ないと言います。
半面、過酷な環境に暮らす野良猫は危機感から?多産傾向になると言います。

野良猫が可哀そうだからと、餌だけ与えていると・・・あっという間に繁殖する?
言い切れませんが、可能性は高くなります。
つまり、不幸な命が量産される結果を招いてしまいます

特に住宅街で近隣の猫達に餌を与えている場合は深刻な問題を引き起こします。

だからと言って、給餌を絶つと?問題は解決されるのか??というと
そんなに簡単なものではありません。
餌をもらえない猫は人前から姿を潜め、当然のように自力で餌を求めます。
ゴミを漁り散らかして、時に民家に侵入して家の中を荒らしたり・・・
人間と敵対する迷惑な存在になってしまいます。
猫だって命の戦いをしなければ生きていけないのですから当然です。

しかし、人間には「共生する」という知恵があります。
その知恵こそが人間である証です。

優しい心の持ち主である「餌やりさん」にお願いします。
餌やりの結果、触れるまでに懐いてくれた猫さんを不妊去勢してください。
費用の掛かる問題はありますが、チカラになってくれる団体や
制度を持った自治体もありますので相談してください。




補足?
ボクの少ない経験から言うと・・・
野良猫が給餌によって爆発的に繁殖することは稀のようです。
環境の違いもあります。
現実には、野良猫の暮らす環境は過酷な場合が多いのです。
そのそも栄養失調状態の親猫が、抵抗力のない弱い子を産みますので
その殆んどは繁殖能力が伴うまでには育たずに死んでしまいます。
給餌をするだけ・・・という行為は、過酷な中で苦しみだけを経験して
短い猫生を終わる不幸な命を量産することに繋がります・・・






転載元: きむ爺の戯言